ウルヤーヴ・ゼル・アディラス/バイコーンオルフェノク

 ラウール王子の軍勢と黒三日月隊との戦争の陰で暗躍する謎の青年。失明した右目に眼帯をしているが、その容姿はラウール、そして地球の牧村光平にそっくりである。

 幼い頃に一度死んでオルフェノクに覚醒しており、神話の二角獣のような二本の角が生えた馬の怪人・バイコーンオルフェノクに変身できる。武器は血に塗れたような不吉な赤色の刃を持つ血剣ブルートサーベル

  自分こそがかつて陰謀によって王宮から追い落とされた本物のラウールであり、現在ラウールと名乗っている人物は十年前、自分を殺してそっくりの姿に擬態したワームであると主張。一度は命を奪われたが死後にオルフェノクとなって蘇り、ラウールへの復讐に燃えながら、本物の王子として王家に返り咲ける日を密かに待ち続けてきたのだという。ロサレダ大陸北部の山岳地帯に潜伏し、使徒再生で配下のオルフェノクを次々と増やして戦力を増強しつつ、偽王子であるラウールを打倒するための決起の準備を水面下で着々と進めている。

 

 

全身キャラクターデザインは、陽月晶羽様。

 …ただし、上記の「過去の事実」とされるものは彼が家臣のモルゲグ・ヒルガノスから教え聞かされてきたものに過ぎず、死亡時のウルヤーヴ自身の記憶は彼が意識を失っていたため断片的で、果たしてモルゲグの言葉が本当の真実かどうかは不明である。