青き太陽軍(青陽軍)

サラジア共和国の黒三日月隊の侵略に立ち向かう、メルヴィオン聖王国のラウール王子を総大将とする軍勢の名称。

黒三日月隊のメルヴィオン侵攻に対し、これと戦うためノアトーンで挙兵したラウール率いるレジスタンス軍は、当初はメルヴィオン国内の残党を集めたほぼメルヴィオン人のみで構成される軍隊に過ぎなかったため、ごく普通に「メルヴィオン軍」または「ラウール軍」と称していたが、異世界からパルス軍、ブリューヌ軍、ジスタート軍などの味方が加わり、更にセイルーンの王女アメリア、ローレシアの王子アレン、サマルトリアの王子コナン、ムーンブルクの王女セリアらも合流して多国籍連合軍になると、全体を何と呼ぶべきかという名称問題が浮上。

「メルヴィオン・パルス・ブリューヌ・ジスタート・セイルーン・ローレシア・サマルトリア・ムーンブルク(更にまだ国名が増える可能性あり)連合軍ではいくら何でも長すぎるし、どっちの国が先だの後だの実に下らん!」というエレオノーラ・ヴィルターリアの鶴の一声により、かつての「銀の流星軍」や「月光の騎士軍」のようなネーミングセンスを踏襲して命名された。

青い太陽はアセーリアの創造神にしてメルヴィオンの守護神であるセイロスの象徴で、空に溶け込むような目立たない存在でありつつ太陽のように温かく人々を天から見守っているという、大らかで控え目なセイロスの神格を表わしている。セイロスが創造したアセーリア界を外敵の侵略から守る軍という事で、セイロスのご加護があるようにという祈願や、敵軍の名前とシンボルである黒い三日月に対抗するという意味も込めて名付けられた。
「青き太陽」を略した「青陽」は春もしくは春の光を指す語でもあり、乱世という厳しい冬の時代を終わらせてアセーリアに明るい春をもたらすという意味も持っている。

 

軍旗として、空を表わす水色の地に青い太陽が描かれた旗を用いる。