にしな    さな       きたかみ   さき

仁科 紗那/北上 紗希

 

北上川の上流、岩手の山奥深くにある岩屋村という小さな寒村で暮らしていた蝦夷の少女。村人からは「雪ん子」と呼ばれている。ウィスパードで、岩屋村を支配していた独立幻野党にブラックテクノロジーを狙われ、怪獣ロボット・ザイラユニコンの強化改造に協力させられる。村の人々は誰もウィスパードについて知らなかったため、幼い頃から謎のささやき声を聞いて錯乱する彼女を狐憑きだと思って怖れてきた。

 

 

仁科宗禎=アフマド・アルハザードの大姪(弟の孫娘)で、自らの過去の秘密を隠滅しようと企むアルハザードに命を狙われる。10歳の時、サラジア共和国の工作員によって両親と共に雪山での遭難事故に見せかけて抹殺されそうになったが、婆羅陀巍山神社の神主に救助されて彼女だけは一命を取りとめ、以後その神主が親代わりとなって育ててきた。

 

 

仁科宗禎の謎を追って岩屋村へやって来た牧村光平=天凰輝シグフェルと出会い独立幻野党の魔の手から助けられるが、戦いのさ中、不運にも発生した雪崩に巻き込まれて死亡してしまった……かに思われたが、実は破嵐万丈によって間一髪助け出されており、アルハザードの凶手から逃れるため名を北上紗希と改め、ロングだった髪を短く切って別人のように大きく外見を変え、光平らのいる海防大学付属高校へ転入してくる。

 

万丈の後見の下、ウィスパードとしてミスリル西太平洋戦隊の保護を受けているが、普段は同じ学校に通う親友の錦織佳代が彼女の護衛を務めている。

 

全身キャラクターデザインは、春雨7様。

死んだ母親の形見である青い水晶玉のネックレスをいつも身につけており、水晶玉に祈ると、母親の霊の化身である伝説怪獣ウーを召喚することができる。

イラスト提供は、Ria_08様。