アディラス十六世

 メルヴィオン聖王国の第16代国王で、ラウール王子の父。

 人々からアディラス大王と呼ばれ讃えられた稀代の名君で、他国からも恐れられた卓越した武勇と、優れた統治手腕による善政によってメルヴィオンを大いに繁栄させ泰平の世を築いてきた。しかし時空を超えて地球から襲来したサラジア共和国の黒三日月隊に対しては彼らの強力な兵器の前になす術もなく大敗。王都ネクナールを攻め落とされ、王位継承者の証である王剣メルヴィカリバーをラウールに託して自害する。

 

 数年前、ラウールの出生に隠されていたある重大な秘密を知ることになったが、それでも変わることなくラウールを息子として愛し続け、ラウールの成長を待ってから全てを語って本人に明かすつもりでいた。

 だがその時が訪れる前に予期せず勃発した黒三日月隊との戦争で非業の死を遂げてしまったため、ラウールを巡る過去の真相は闇に葬られてしまう…。

全身キャラクターデザインは、長次郎様。